後悔しない!雛人形・五月人形の選び方。

五月人形の選び方Ⅰ 五月人形の選び方Ⅰ
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五月人形の選び方Ⅰ

私の五月人形選び

私の五月人形選び

(よろい)や(かぶと)について知らないことが多いと思います。

漠然と「伊達正宗だ!」「家康がいい」ではなく、
ご購入前に少し勉強してみませんか?

美しいものを飾る

男の子のお祝いには、「戦い」の道具ではなく、
美術的に優れた美しい大鎧はいかがですか?

 

 

 

大鎧とは?

平安後期~南北朝。この時代の鎧は、色や姿が美しく、
「大鎧」と呼ばれ国宝にも数多く指定されています。
戦うためではなく、大将の晴れ着として用いられた大鎧。
神社に奉納されたことから、奉納鎧とも云われています。
節句飾りに相応しい鎧です。

大鎧についてⅠ

大鎧は、決まりごとがたくさんあります。
時代考証に忠実で、美しいことが重要です。
用語とともにご説明します。

 

 

大鎧についてⅡ

(かぶと)・大袖(おおそで)・(どう)の三つの部分で一揃いです。
一領(いちりょう)と呼びます。
領土と同じくらい大切であったようです。
面、小手、足、くつなどは付きません。

鍬形Ⅰ(くわがた)

(かぶと)の「つの」を、鍬形(くわがた)と云います。
大鎧の時代は、シンプルな2本がほとんどです。
写真は、楠正成(くすのきまさしげ)愛用の三ツ鍬形です。

鍬形Ⅱ(くわがた)

鏡面仕上げ
鏡のようにクリアーに写る仕上がりです。
掛け軸がはっきりと写っています。

鍬形Ⅲ(くわがた)

羽毛(うもう)仕上
羽毛の模様が深くきれいに刻まれています。

真向(まっこう)

「真向勝負する」の語源となっています。
兜の正面部分(額のあたり)です。

縅(おどし)Ⅰ

鎧に使われる糸や糸で編んだ部分のことです。
相手を威嚇することに由来しています。

赤糸縅(あかいとおどし)は、強い生命力を表し多くの武将に好まれました。

 

天辺の座(八幡座)

天辺(てへん)の座、八幡座(はちまんざ)と云います。
兜の頭の天辺(てっぺん)にあたります。

内側から玉縁(たまべり)、小刻(こきざみ)、菊座(きくざ)、葵座(あおいざ)と、4枚の合わせ金具でつくられます。
神の宿る場所とされています。

蝙蝠付(こうもりづけ)

写真中央、腰のあたり、革を使用するのがお約束です。

 

 

 

 

 

縅(おどし)Ⅱ

紫裾濃(むらさきすそご)

武道を重んじるという「尚武」と、植物の菖蒲を掛けています。
菖蒲の花の色である紫、薄紫、黄、白の4色を使用。

この色の鎧は御嶽神社(東京)にあり、昭和26年日本の鎧の代表としてアメリカへ渡っています。

鍬形台(くわがただい)

鍬形の差し込み口です。
透かし彫りがとてもきれいです。

 

縅(おどし)Ⅲ

曙(あけぼの)
日が昇る空の色をグラデーションであらわしています。
残念ながら曙は文献に登場するだけで現存はしていません。

大袖(おおそで)

肩から上腕にかかる部分、いわゆる袖(そで)にあたります。
縅(おどし)は、白糸褄取(しろいとつまどり)です。

兜の裏側

頭に当たる兜の裏側は、刺子をして丈夫にします。
頭に直接当たらないように浮かして布が張られています。
ファッション性と機能性を兼ね備えています。
ヒモの通し方もご注目ください。

眉庇(まびざし)

帽子の庇(ひさし)にあたる部分。
曲線の美しさ、金物とのバランスのよさ、調度よい角度。
説明が難しい!手抜きする部分です。

 

総角(あげまき)

鎧の背中には、赤い組み紐の総角(あげまき)が施されています。
袖が腕に寄り添うように考えられています。
もちろんデザイン性は言うまでもありません。

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