着用すると大腿部あたりになります。
歩く時、草と摺れあうことからこのように呼ばれます。
馬に乗るため左右が少し長め、前後の中央に切れ目があります。
背中を二重に守り、腕が自由に動くように、板がもう一枚付けられています。
ほんとうにこんな色があったのだろうかと思うような色です。
縹(はなだ)です。
胴は「弦走」(つるばしり)と云い矢を射る時矢が引っかからないように鹿革が張られ、不動明王などの絵が染められています。
鹿皮は千年、色が変わらず、1平方センチに数千の毛穴があり通気性にも富んでいます。
兜の耳にあたる部分を吹き返し、その縁(ふち)を小縁(こべり)と云います。
小縁は赤い革で覆われます。
赤は魔除けの色です。
勝って兜の緒を締めよ!と云われる兜を結ぶ紐のこと。
節句飾りと云う事で、「石畳」と云う装飾用の結びを使用しています。
大袖(おおそで)の上部にあります。
菖蒲の透かしが入り、アールのある化粧板がついています。
鎧を腰に結びとめるための紐。
節句飾り用として装飾的に結んでいる。
兜の正面にある3本の矢印のような装飾金具。